WEリーグ初年度 後戦の主役を目指す!

サンフレッチェ広島レジーナ

中村 伸 監督
広島のプロスポーツを応援!!【カープ&サンフレッチェ特集】|広島経済レポート
昨年9月に開幕した日本初の女子プロサッカー・WEリーグに参戦するサンフレッチェ広島レジーナ。
チームの方針や後半戦(3月5日〜)の目標などを聞いた。
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-開幕から半年、チームの状態は。

攻守両面で主導権を握った試合展開がレジーナのスタイルです。攻撃は自分たちでボールをキープしながら相手を見てプレーする、守備は守るのではなく意図した形でボールを奪って攻撃につなぐことがテーマです。前半戦はどのチームに対しても想像以上に多くトライして経験を積み上げられたと思います。

-チームの方針、目標は。

サンフレッチェ広島の「個々を磨き、チームとしてレベルアップしながらフォー・ザ・チームの精神で常に最後まで全力で戦い抜く」をレジーナでも積み上げて、つないでいきます。私自身が経験して共感し、大事にしたいと感じた部分で、選手たちとも共有しています。そして、目の前の試合に向けて最善の準備をして全力で挑む、これを毎試合できるように半歩ずつ前進します。

-監督としてのモットーは。

選手ファースト。これは指導者になって以来変わりません。選手やチームがどうすれば少しでも成長するか、できることが増えてサッカーが楽しくなるか、選手と向き合いながら考える。大人でも、ユースや子どものチームでも大事なことです。

もう一つがチームの雰囲気づくりです。選手は好きなサッカーをやっているわけで、楽しいと思える中でならきついことも頑張れるから、その部分を崩さないようにしたい。うまく、強くなるためにメリハリをつけますが、最終的に「それも楽しかった」と思える環境を提供したい。

-選手〜監督人生で印象深い出来事。

監督人生はまだ短いですが、サンフレッチェではJ1で優勝、クラブワールドカップで世界のクラブチームと戦い、その数年後に降格争いと良い経験をさせてもらった。当時の選手やコーチングスタッフの取り組みなどを今後に生かしていきたい。女子チームは初めてですが、選手と接してみて基本的に何かを変える必要はないと感じています。コミュニケーションの機会を多くつくりたい。監督になって1年。雰囲気づくり、コーチングスタッフ、クラブ、選手との関わり、練習も、厳しく楽しくやれていると思います。

-新スタジアムへの期待感とファンへのメッセージを。

個人的にも待ち遠しくて仕方ない。多くの方にレジーナのサッカーを見て喜んでもらい、応援してもらって、皆さんとの一体感をつくり出すようなスタジアムになってほしい。

前半戦、本当に多くの方々に関心を持っていただきました。後半戦はより多くのゴールと勝ち点を皆さんと共感したい。選手とは「後半戦の主役になれるように頑張っていこう」と話しています。ぜひスタジアムに足を運んで、選手の背中を押していただきたいなと思っています。

プロフィール中村 伸(なかむら・しん)1974年5月6日生まれ。大阪府出身。選手歴=97年サガン鳥栖、2001年ベガルタ仙台。指導歴=03年ベガルタ仙台、14年サンフレッチェ広島、20年アカデミーコーチ兼日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ中国支部、21年現職。

CONTENT【カープ&サンフレッチェ特集】

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