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こぼれ話

こぼれ話

新たな風吹く

 明朗闊達(かったつ)で、少々では物おじしない。だが、2013年4月に広島経済同友会の代表幹事に就いた森信建設社長の森信秀樹さんが当時、こんな話をしてくれた。
「経済同友会の大先輩から(代表幹事を)打診された時は、まさに青天のへきれき。とても無理だと、あれこれと断るための理由を並べたのですが、大先輩の大きな圧力で退路をふさがれました。引き受ける以上は全力を尽くします。わが社からお金も、人も出すことはできないが、小さな知恵を絞り、たくさんの汗を流す覚悟です」
 さすがに森信さんも少々面食らったようだが、そこは持ち前のプラス思考。代表幹事に在任中の4年間、知恵を絞り、大粒の汗を流す。
 経済同友会は企業経営者らの個人参加を原則とし、全国44の都道府県にある。代表幹事は地元の有力企業から選ばれることが多い。2000年代に入り、森信さんまで歴代の代表幹事(出身企業、敬称略)は、大田哲哉(広島電鉄)−角廣勲(広島銀行)−山本一隆(中国新聞社)−深山英樹(広島ガス)−髙木一之(広島信用金庫)−永野正雄(テレビ新広島)と続く。代表幹事は2人制で、任期は2年。慣例として2期4年を務め、2期目は筆頭の代表幹事になる。15年4月から森信−池田晃治(広島銀行頭取)体制がスタート。その日から2年間を振り返り、今年4月24日にあった定時総会の議事終了後、あらためて退任のあいさつで、森信さんは、
 −2年前、「輝け!ひろしま」のテーマを掲げ、〝オール広島経済同友会〟で活動を進めていきたいという思いを込め、このステージからみなさんに「スタンドからグラウンドに下りて一緒にプレーしよう」と呼び掛けた。以来、あちこち飛び回ってきたが、各支部を訪れた際には、いつも温かく迎えていただき、とりわけ各都市懇では意義ある企画や心のこもったもてなしに感服し、あらためて当会における支部の存在の大きさを実感しました−
 走り抜けた2年。さまざまなプロジェクト、調査、提言などの事業を通じて、抱えきれぬほどの友情、人との出会いがあったようだ。続けて、
 −私は1997年3月に入会したので、今年が20周年の節目になるが、この間、いろんな役目も頂き、まさに同友会とともに歩んだ20年だった。今、松尾芭蕉が「奥の細道」を旅しながら見いだしたという俳諧の理念を思い浮かべている。「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」。企業や業種の枠を超えて個人の立場で参加し、自由闊達な議論を通して提言するが、行動もするという創立以来60年の当会に連綿と受け継がれてきたDNAを不易とすれば、一方で内外の急速な変化を肌で感じ、果敢に挑戦していく度量がなければ当会に新しい風が吹かないかもしれない−
 と述べた。これを受け、筆頭の池田代表幹事が、
「全会員を代表して(森信さんに)感謝申し上げたい」
 と労をねぎらい、花束を贈った。
 退任直前の4月20日、宮城県の仙台国際センターであった「第30回全国経済同友会セミナー」に出席。森信さんのスピーチが、大いに評判になったという。次号へ。

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