こぼれ話

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お菓子の力

 2013年春に広島で開催される第26回・全国菓子大博覧会(菓子博)の企画運営事業者に、中国博報堂グループ(3社)が選ばれた。今回のコンペで採用された同グループの提案は、旧市民球場跡地に整備される広場にパビリオンを設け、主会場とする「交流」ゾーンには、全国の菓子業者が出品する7000~8000点の菓子を展示。県立総合体育館は工芸菓子などを展示する「シンボル」ゾーン、同体育館の周辺は菓子づくりなどの「体験」ゾーン、ハノーバー庭園は飲食などの「味わい」ゾーン、中央公園ファミリープールはアトラクションなどの「にぎわい」ゾーンとしている。
 開催目的に、菓子の歴史と文化を後世に伝えるとともに菓子業界の情報を国内外へ発信する。時代が求める菓子や文化を創造し、菓子産業等の振興発展に寄与する。地域の菓子産業と観光・商工業・農業等との融合を図り、地域の活性化に貢献する。恒久平和の実現を希求する広島のアイデンティティの確立と交流人口の拡大を図る―と。少々堅苦しい感じもするが、何といっても主役はお菓子。「人々を幸せにするお菓子の力」(理念)、「世界にとどけ!笑顔をむすぶお菓子の力」(テーマ)をコンセプトとする同案を基に、いよいよ基本計画づくりに入り、実行委員会が発足する来年3月までに最終案を詰めたいとしている。広島の街中に笑顔があふれる愉快な、楽しいアイデアをどっさりと盛り込んでもらいたい。

広島を元気に

 菓子博は、99年前の1911年(明治44年)4月、東京赤坂であった「帝国菓子飴大品評会」に始まり、以降は不定期ながら4、5年に1度、全国の主要都市で巡回開催されてきた。お菓子所の金沢、大阪に続いて、第4回が21年(大正10年)の4月1日から15日まで、広島商品陳列所(原爆ドーム)で開催された。その年から数えると広島開催は92年ぶりになり、なお、過去に同じ都市で2度開かれたのは東京と金沢だけ。直近では姫路城築城400年に合わせ、第25回が2008年4月18日から5月11日までの24日間、姫路市で開催されており、当初目標の50万人を大きく上回る92万人の入場者が押し掛け、大盛況だったよう。地元シンクタンクは兵庫県内への経済波及効果は約150億円と試算。さて広島だが、菓子博誘致の推進役となった広島県菓子工業組合(竹内泰彦理事長)は、事業費15億円、入場者数は過去最大規模となる100万人以上、経済波及効果は200億円を見込む。会期は4月19日から5月12日までの24日間。会期中にひろしまフラワーフェスティバルもあり、相乗効果によるにぎわい、観光振興などに貢献しそうだ。竹内理事長は、
「菓子博は、和菓子のオリンピックとも呼ばれており、名誉総裁賞、内閣総理大臣賞、農林水産大臣賞などを目標に菓子づくりの意欲を促しています。世界から広く洋菓子も集めたい。有名な洋菓子コンテストが誘致できないかと。販売に力を入れ、効率的な宅配方法も考えたい。お菓子は人を和ませ、笑顔にする力があります。広島を元気にすることにつながれば、何よりもうれしいですね」

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