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カープ応援談
(有)リカーフーズC&D 天方 寛 社長
運動神経が良く、小学4年生からリトルリーグに所属。そのころからカープファンです。カープが戦う姿は、どん底から這い上がる日本人独特のサクセスストーリーのよう。大事な場面では必ず打つ、山本浩二、衣笠祥雄、高橋慶彦選手が好きで、友人と自転車で旧市民球場に何度も行きました。
南区で地酒屋を営む今は忙しく、ビール片手にテレビ観戦が中心。6月にやっと新球場へ。球場がきれいになったのはいいのですが、応援がおとなしくなったと感じましたね。昔は球場全体がダイナミックに応援し、時には選手にカツを入れ、勝利への圧力をかけていたものです。それが庶民的な広島らしい応援だと思っていたので、物足りなさを感じました。それにけがを怖がっているんでしょうか、選手もおとなしいような。真剣さや迫力が欠けていて、昔は10点差でも逆転できると思えたのに、今では2点差で負けを予感してしまいます。私はリトルリーグ時代、人の期待に応えようと、それこそ命がけで試合に挑んでいました。負けてもいいから、カープにはハングリー精神を持ってガンガン攻めてほしい。
広島に少しでも元気になってもらおうと、小さいけれど酒の研究会やイベントを企画しています。8月4~16日は安佐南区の天満屋広島緑井店で「広島家飲みフェア」を開催。日本酒やワイン、それに合うつまみなどを提供します。カープが優勝すれば広島は一気に盛り上がるのになあ。現役時代は打つ守る走るの三拍子がそろった選手だった野村謙二郎監督と、ガッツがある前田健太投手に期待しています。
カープの独り言
―興行
大人と子供。大と小。そういう見方もあるが、私は、野球に対するセンスだとか、気持ちの方が大切だと思う。そういう意味で、東出輝裕には、機関銃のようにヒットを打ってもらいたい。また梵英心も、小さな体なのにパンチ力がある。彼らが打つと、体の大きな人が打ったときより、いっそう爽快感がある。結局のところ、大も小も関係なく、結果を出しているかどうかが問われているのだと思う。
このところのカープ。勝っても負けても仕方ないと思うが、できれば1点を争う接戦(好ゲーム)を見せてほしいものである。そして、もう一つ。前述の友人が言った。「負ける試合、せめて代打・前田(智徳)の姿くらいは見せてほしい。最後まで温存して、結局、使わなかったでは、ファンは何をしに来たのか分からない。負けるときくらいは、せめてファンサービスとして出場させてほしいものである」
なるほど…と思う。しかし、私は、ファンサービスのために彼を打席に立たせることについては、反対である。プロ野球は興行であることに間違いはない。しかし、それは見せ物ではなく、真摯な興行でなければならないと思うからである。
1946年広島市生まれ。山口大経済学部卒。2001年マツダ(株)退社。現在、広島国際学院大現代社会学部長(教授)。広島テレビ「旬感☆テレビ派ッ!」のコメンテーター。著書に「さらば、愛しきマツダ」(文藝春秋)、「前田の美学」(宝島社)など。









