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カープ応援談
広島カープOB会 渡辺 弘基 事務局長
昨年末、カープOB会でマツダスタジアムを見学しました。ロッカーは選手専用と一般用に分かれており、選手ロッカーにはトレーニングルームやジャグジーも備わっている。メジャーリーグ級に環境が整っていました。芝は、ひざに優しい天然芝。コンクリートの上に敷いた人工芝や土だと、固くて足首やひざを故障する選手が多くなりますが、ここで野球をやっていると選手生命も延びる気がします。時代に取り残されていた市民球場が、球界一の球場になったのだから、カープには強くなってもらわなきゃ。
先日、大野豊ヘッド兼投手コーチと話したのですが、野村謙二郎新監督になって大きく変わったのは、あいさつだと言っていました。あいさつは基本。それを意識するだけで、野球に対する姿勢も変わってくるだろうと思います。それから何より練習は裏切らないということ。高橋慶彦選手は当時の古葉竹識監督から、右利きだったのに足が速いから左で打てと言われ24時間バットを持っていたと言っていました。山崎、正田、野村、金本…。誰よりも多く練習をこなしていた。するとバットが手の延長になる。そしてトータルの判断ができるようになり、故障もしなくなるんです。
今期は野村監督の走る野球、統率力に注目していますが、前田健太、栗原健太両選手の軸がしっかりすればいい戦いをすると思いますね。選手同士のきずなが強ければ強いほど、チーム力は上がる。ベテランと若手がうまく絡んで、「将来はカープの選手になりたい」と言う子供たちが増えればいいなと思います。
カープの独り言
― どっちがエース?
カープ60年の歴史の中で、何と9回も開幕投手を務めた投手がいる。それは、昭和の最後の200勝投手となった北別府学である。おそらくカープでこの記録を破る投手はもう出てこないのではないか。さらに長谷川良平6回、外木場義郎5回、黒田博樹5回、佐々岡信司4回と続く。いずれもカープ史に名を残す名投手である。
「いつも開幕に照準を合わせて調整している。いい準備をしてきているので、開幕投手になれたらいいと思う」。大竹寛は、08年以来、2年ぶりとなる大役に自信をうかがわせる。一方の前田健太。「もちろんやってみたい気持ちは十分にあるし、目標にしている」。もし前田健太がこの大役を担うことになれば、21歳11ヵ月。52年の大田垣喜夫(18歳5ヵ月)、74年の佐伯和司(21歳10ヵ月)に次ぐ球団史上3番目の若さとなる。
今季のカープで投手陣の軸となる投手は一体誰なのか?大竹寛(背番号17)にしても前田健太(背番号18)にしても、その勢いで自分の背番号くらいの勝ち星を狙ってほしいものである。逆に言えば、それなくしてカープの躍進はないと思う。
1946年広島市生まれ。山口大経済学部卒。2001年マツダ(株)退社。現在、広島国際学院大現代社会学部長(教授)。広島テレビ「旬感☆テレビ派ッ!」のコメンテーター。著書に「さらば、愛しきマツダ」(文藝春秋)、「前田の美学」(宝島社)など。









